第4章 年末商戦に売上爆発!でも利益率ってどうなの?

年末商戦に売上爆発

 

そして、がむしゃらにせどりをやった結果、
12月は

2,491,669円

の売り上げをあげることができました。

とにかく売り上げをあげようとの一心で取り組んでいたので、
なんとも言えない達成感でした。

 

しかも、1月もその勢いは多少落ちたけれど
200万近い売り上げでした。

 

それまでを考えると圧倒的な成果を出したので、順風満帆かと思いきや、
あとあと恐怖な出来事が起きるのです。。

 

クレカの支払いができない…!?

 

売上高利益率はそれまでは20%前後だったのですが、
12月は13%に落ちていました。

1月も同じくらいでした。

利益ベースで考えると
12月以前→利益20万(売上約100万の利益率20%)
12月→利益32万(売上約250万の利益率13%)

 

なので、利益が1.6倍増えています。

というより32万の利益というのは
一般的には1月分の給料を超えるくらいなので、相当レベル高いです。

 

利益率が低くても利益額で考えると全く問題ないというより、
むしろ歓迎です。

 

ですが、この利益率の低下が発端で、異常事態が発生してしまいます。

 

なんと、このままの状態だと、クレカの支払いができなかったのです。。
単純にキャッシュが足りないことが原因です。

 

なぜなら、今までせどりで得た利益は1日は再び仕入れに投入していたのですが、
ほとんどは生活費に消えるという浪費生活をしていたのです。

 

そして12月は年末の飲み会やクリスマス、忘年会などのイベントがあり、
お金を例年より多く使ってしまいました。
なぜなら、せどりで”利益”を得ていたからです。

 

この考え方は後になってめちゃくちゃ後悔することになります。
簡単にいうと、利益とキャッシュは全く別物です。

 

ここで資金繰りのことを詳しく書くと長くなってしまうので、
また別の機会に書こうと思います。

 

ヤフオクで在庫処分してキャッシュを確保

 

話は戻って、クレカの支払い日が2週間後迫りました。
そのまま行くとショートするのは間違いないです。
なぜなら、FBA在庫は回転の早いものは売れてしまって、
売れるのに時間がかかる商品が思いの外多く残っていたからです。

 

12月のいてまえ仕入れがまさかこんな結果を招くとは思いませんでした。。
その時は売上がどんどん上がっていくので、それが楽しくてバシバシ仕入れました。

 

売上の限界に挑戦するというのは、それはそれでいいのですが、
キャッシュフローと在庫バランスを考えないのは非常に危険です。

 

当時はそれがわからず、絶頂から一転、絶望的な状況に陥ってしまいました。

 

とにかくクレカの支払いをなんとかしないといけないので、
足りない金額はいくらか明確にして、

いくら分不良在庫を売却すればよいか作戦を練りました。

 

そして、不良在庫はヤフオクにどんどん出品しました。
なぜヤフオクかというと、ヤフオクはオークション形式であり、
安値から始めれば、同業者や本当に欲しい人がだいたい入札してくれます。
さらに翌日には入金されるので、現金化が圧倒的に早いです。

 

出品作業に時間がかかり、多くの時間を取られてしまいます。
それだけでなく入札検討者からの質問や、落札されたあとのやりとりにも時間を使います。

amazonの販売システムの素晴らしさを改めて実感しました。

 

とにかく必死の思いで不良在庫をヤフオクで捌きました。
その結果、数十万かを作って、
クレカの支払いには間に合いました。

 

この2ヶ月ちょっとで天国と地獄を味わい、
精神的にとても辛い状態になりました。もう二度とあの想いをしたくないです。

 

「最終章 0からのスタート」へと続く